どうも、ばやし(@bayashism)です。
産まれたばかりの3ヶ月未満の赤ちゃんは、お母さんから産まれてくる際に十分な免疫をもらって産まれてくると言われています。
そのため、生後3ヶ月までは風邪もひきにくく高熱など出すことは非常に稀です。
しかし、私の子供は生後2ヶ月半で高熱を出してしまい入院する自体にまでなってしまいました。
- ◇この記事のポイント◇
- ・赤ちゃんの発熱の実体験
- ・急な発熱の対処方法
これらについてご紹介します。
生後3ヶ月未満は熱を出さない?
通常生後3ヶ月未満の赤ちゃんは高熱を出したりしないと言われています。
その理由は、生後3ヶ月まではお母さんから受け取った「免疫」が体を守っているからです。
しかし、母親からもらった免疫というのは、すべての病原体から守ってくれるのに十分な免疫ではありません。
そのため、後3ヶ月未満で発熱した場合は、
「必ず病院を受診しなければならない」
となります。
3ヶ月未満で高熱を出す主な原因
神戸大学医学部の「こども達の急病」の講演の資料によりますと
こどもの発熱
• こどもの発熱のほとんどは「風邪」とよばれるウイルス感染症によるものである。
• 3ヶ月未満児の発熱においても、約90%はウイルス感染症によるものとされるが、
残り10%程度に敗血症や細菌性髄膜炎といった重篤な感染症が含まれている。
となっています。
この資料によりますと
- 敗血症
- 細菌性髄膜炎
- 尿路感染症
- 気管支肺炎
などなど、赤ちゃんがかかる恐れのある症状がいくつもあります。
ちなみに、冒頭で我が子が2ヶ月半で入院したと記載しましたが、
その際の病名は「尿路感染症」でした。
急に子供が高熱を出した!その時どう対処したか?病名は?
ここからは、私の実体験になります。
子供が生後2ヶ月半になった4月下旬の日曜日のことでした。
朝起きたときはとても元気で、いつもどおりミルクをしっかり飲んでいて、その日も元気に過ごしていました。
しかし、午後3時過ぎに「目がとろ〜ん」となんだかしんどそうな顔つきに変わりました。
眠たいのかな?と最初は思ったのですがなんだか熱い感じがしたので念の為、熱を測ってみると
「38.3度」
赤ちゃんは比較的平熱が高いのですが、明らかに38度は異常!
生後3ヶ月未満の赤ちゃんは高熱を出さないと聞いていたのでこれは緊急事態とバタバタしてしまいました。
はじめに、市の保健所に電話を掛ける
熱を出した日が日曜日ということもあり、近くの小児科も全く開いていない。
しかも、コロナウィルスという状況の中、むやみに外に出て病院を探すのも怖いという状況の中
まずは、市の保健所にある休日の相談ダイヤルへ電話をしてみることにしました。
電話はすぐに繋がりましたが、
・当日の担当医に小児科はいない。
・一時的なものだから少し様子見て
と言われ、少しばかり様子を見ることにしました。
容態悪化:小児救急相談へ電話
しかし、どんどん容態は悪化していき、顔色が真っ青になりました。
呼吸もだんだん弱くなってしまい、一時的に呼吸ができなくなりました。
寝かせていたところ抱きかかえるとすぐに呼吸ができるようになり顔色は戻りましたが、これは緊急事態と思い
「こども医療電話相談」(電話番号:#8000)に電話をかけ相談をしました。
すると
「3ヶ月未満の赤ちゃんは、そんなに高熱を出すことはないからすぐに病院に行くように!」
「こども医療電話相談」では現在地から最寄りの病院をすぐに紹介してくれました。
急いで病院へ駆け込み救急で見てもらいました。
救急病院へ駆け込み!トリアージを受ける。
救急の大きい病院へすぐに駆け込み、受付を済ませました。
その後、すぐトリアージ室へ案内されました。
救急病院なのでまずはトリアージ室で病状の確認が行われ治療の優先度を決められます。
ここで、対象に関していろいろ話を聞かれました。
一時的に呼吸が止まってしまったのは、赤ちゃんは自発呼吸がまだ上手ではないので高熱が出てしまうとうまく呼吸ができなくなる時があるようです。
その後、すぐに診察室にはいりました。
やはり、生後3ヶ月未満の赤ちゃんが高熱を出すのは普通ではないとのことでいろいろ検査を受ける事になりました。
診断結果は尿路感染症
生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の高熱を出してしまう場合は何らかのウィルスに感染している可能性があるということで、ウィルスの検査を行いました。
検査は、血液検査と尿検査が行われることとなりました。
検査結果は1時間後くらいに出ました。
診断の結果は、尿からウィルスが確認され、尿路感染症との診断でした。
大人であればこの診断が出ても、抗生物質を自宅で飲んで安静にしてくださいねとの診断になるそうですが、
赤ちゃんの場合、当然自ら薬を飲むことはできません。
また、体長が悪化しても、自ら意思を示すことができません。
したがって、しっかりした監視下のもと点滴で抗生物質を投与しなくては行けないとのことで、即時入院することになりました。
入院期間は16日間にも及びました。
幸い、大きな病気ではなかったのですが、右も左もわからず保健所に言われたとおり自宅で様子を見るだけだと今頃どうなってしまっていたんだろうと大変不安になりました。
「こども医療電話相談」があることを知っていたので、ふと思い出し、相談し然るべき対処ができたと思っております。
此処から先、「こども医療電話相談」について紹介していきますので、頭の片隅にでも置いとくとなにかあったときに役立つと思います!
赤ちゃんに異常を感じたら「こども医療相談窓口」を有効活用しましょう!
何度も言いますが、生後3ヶ月未満の赤ちゃんが高熱を出すことは非常に稀な症状です。
緊急事態なのですぐに病院へ駆け込みましょう!
しかし、実際は
- ・夜間だとどこに行けばいいかわからない!
- ・病院に行く必要がある症状かわからない!
- ・どこの病院へ行けばいいかわからない!
- ・休日でも空いている病院がわからない!
という状況だと思います。
夜間や休日でどうしたらいいかわからないとき、「こども医療電話相談」へ電話しましょう!
こども医療電話相談とは?
こども医療電話相談とは厚生労働省が運営している、電話相談事業です。
電話番号「#8000」にダイヤルをすると、自動的にお住まいの相談窓口に転送され、医師や看護師による相談を受け付けてもらえます。
この番号を知っておくだけでも、何かあったときに慌てずに対処することが可能です。
番号を控えておくか携帯に保存しておけば何かあったときにすぐに相談できますよ!
最後に
今回、自分の子供が急な発熱で、休日の夕方のことであり、また初めての子供ということもありどうしたらいいのか若干パニックになってしまいました。
そんなとき、ふと電話相談があることを思い出し、相談することで対処方法やどこに行けばいいのか知ることができ、子供が大事に至ることはありませんでした。
いざというとき、なかなか冷静な対処をすることは難しいとは思いますが、この番号一つ知っておけばかなり安心できると思います。
いざというときのため、ぜひ「#8000」にダイヤルを覚えておいてください!